パリのストライキ
フランスでは、11月14日から鉄道などのストライキが続いています。
もう一週間にもなりますが、解決の目途はまだ立っていないようです。
先週、私はちょうどフランスへ旅行中で、旅行後半にストライキに遭遇してしまいました。
往路、ドゴール空港へ着陸する直前に、
「14日より国鉄、地下鉄のストライキが予定されています。」 と
機内アナウンスがあった時は、
「え~どうなるの」っと驚いたものの、
もしかしたら、日本のストのように決行は回避されるのでは・・・
と楽観的な期待も持っていました。
ところが、 それは、私がフランスの事情を知らなかっただけで、
実はフランスはストライキがとても多い国で、交通機関だけでなく、
公務員も・・そう国立の美術館も郵便局もストライキをするとのこと。
長期間になることも珍しくはなく、2年前には、1ヶ月も続いたこともあったそうです。
当然、今回も決行。
幸いツアーに入ったので、なんとか影響は最小限にできましたが、パリ市街地の
交通の混雑は最悪で、救急車も立ち往生してしまうほど。
通勤、通学等 市民への影響は大きなものだったと思います。
自分の不利益になることに対しては多少周りを巻き込んでも、断固として抗議をする、
フランス人の自己主張の強さと行動力を、垣間見たような気がしました。
ところで、今回のストライキは、鉄道や電力会社などの公務員に認められている、
年金制度の優遇措置を変えようとしてる、サルコジ政権の年金制度改革に、
反対して起こったものだそうです。
日本でも年金問題は政治の焦点になってますが、同じようなことが起こったとき、
日本人はどうするでしょうか
ともあれ、これからフランスに行く予定のある方 魅惑の国フランスはストライキもメッカ。
ご注意下さいね
by nao
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